AMD
Bulldozer Zambezi-FX series
がついに発表・発売された。延期につぐ延期で、それはもう超難産だった。
やったね!3.41pts!(
スコア3.41ptsを出すのに何回も保存してるので苦労の後が見えるだろう。倍変だけのOCの場合、4.6GHzでも3.28ptsなんだよね。)
ポ的には去年からずっと楽しみにしていたCPUであり、実際ママンは先走ってASRock
Fatal1ty 990FX Professional
を9月に購入して待っていたのだ。
リークした情報から、ある程度想像していたが、迷わず行きつけのショップにFX 8150の予約を入れておいた。
が、発表されるやいきなりドタキャンでFX 8150は発売延期。(下位のFX
4100、FX
6100のみ先行販売。)
ええいっ、ままよと最下位ではあるが、発売されているFX
4100を発売日に捕獲した。この時、予約済だったFX
8150は、いつになったら入荷するか分からん状態なので予約はキャンセル。
発表時にレビュー解禁となり、各サイトで酷評されていたので、果たしてどのくらいなものなのか?を身をもって体感したかったのだ。
前回のLlanoとは少し違う赤である。
Zambeziと言えば、アフリカの川の名前(ザンベジ川)が由来だ。
そうアフリカと言えば、TOTOの最大のヒット曲であり、誰もが認める名曲「アフリカ」をイメージせずにはいられない。
この曲のアレンジは今でも全く色あせていない。
”I bless the rains down in AMD.”
「アフリカ」の歌詞をちょっと変えてみた。(この曲のサビの部分で大好きな所である。)
いつものことだが直訳せずに。こう訳すのだ。
”AMDに降り注ぐ酷評を僕は称える。”
さあ、味見だ!
ショップ入荷時にFX
6100よりもFX
4100の方が重いと騒いでいたが・・・
開封してみると、CPUクーラーは銅芯になっていたのだ。
既存のシステムに入れるので、作業はCPU差し替え(1090Tからのダウングレード?)だけだった。
(UEFIのアップは既に済ませてあったので)
起動させてみると、
何とCPU-Z前バージョンでは(ES)と表示されており、Nameも微妙に違っていたりする。なおCPU-ZはCPUID
Reviewer Kit for AMD FX Bulldozerを使用した。
何故か?アイドル時クロックは3700MHz(デフォルト・クロック3600MHzなのに)である。余裕のある時は全コア3700MHzに。って無負荷状態を余裕ととるか?普通。。。
まずは、CINEBENCH R11.5をやってみた。
2.88pts!激遅!!オワタ\(^o^)/
いくらなんでも3.0を割ってしまうとは・・・ポ的予想を大きく下回っていた。OCして何とかしなくては。せめてLlanoと同等な3.41ptsにはかち上げたい。
OC目標!CINEBENCH R11.5スコア 3.41pts!!
一応、クリスタルマークでも確認してみると、
ALU40000、FPU37000か〜。やっぱり遅い。眩暈がしてきた。。。
primeかけて温度をみてみたら、妙な現象に気付いた。
3300MHzが増えて行く。。。
なにこれ?全コア3300MHzになっとるやん!!
こんなん聞いたことないんだけど・・・
ターボ・コアを切って、4GHzオーバー・クロックしても・・・
駄目だこりゃ。ターボ・コアも関係ねぇーやん。
どうやらCPUコアに100%負荷がかかると強制的にクロック・ダウンする仕様のようだ。
これも、スコアが上がらない理由のひとつなんだろう。
3300MHzってことは、倍率を16.5倍に落とされているわけだ。
では、倍率下げをしたらどうなるかも検証した。
16.5倍よりも低い倍率に設定した場合は、クロック・ダウンは無くなります。そりゃ当然だわな。。。
う〜ん。クロック下げられるならば、上げてみせようホトトギス。
これはもうベース・クロックを上げるしかないな!
CPU定格電圧(1.4125V)でベースクロックを上げてみた。結果は、驚くことにベースクロック255MHzまで安定して上げられたのだ。(ベースクロック260MHzが限界であった。)
Bulldozerコアは基本的にOC耐性は高いようである。
メモリ・クロックは1866MHzであり、このメモリ・クロックは落としたくないので、メモリ対比8で233MHz×8≒1866MHzとなるからベースクロック233MHzに決定。
あとは倍率調整して、常用安定(負荷テスト通過)クロックを模索した結果、4.2GHzに落ち着いた。
よしよし、これでクロック・ダウンされても3845MHzになった。
このOC状態で、各ベンチを行って他の自社CPUと比較してみた。
Llanoのほかに
Athlonを代表してAthlon™II X4 640 + 880GM-LE
PhenomIIを代表してPhenom™II X2 555 BE(4コア化+3.1GHz化) + M3A UCC
を比較対象とした。
まずは、最初愕然としたCINEBENCH R11.5からだ。・CINEBENCH RELEASE11.5
Bulldozerコアの思想、IPCを下げて高クロック化で対処の結果がこれです。この結果からFX
4100は、クロックで比較するとLlanoの0.7倍の仕事率となる。
コア単体でのスコアがR11.5よりも多少良いようだが、全コアになると・・・追いつかれている感がある。
やっと20万を超えた。のだが・・・
ALU、FPUはAthlonII
X4 640にも届かない。。。