AMD Fusion APU イマドキ満載なマイクロATX! ASUS E35M1-M PRO ! vs ASRock 880GM-LE! 山猫は眠らない? のスペック

プロセッサ
AMD E-350 (1.6GHz,2cores/2threads,cache512KB×2,TDP18W)
マザーボード
ASUS E35M1-M PRO   BIOS
メモリ
CFD ELIXIR W3U1333Q-2G Dual Channel DDR3-10600 Memory
ストレージ
crucial 64GB Crucial RealSSD C300(CTFDDAC064MAG-1G1) (2.5-inch SATA 6GB/s)
電源
玄人志向 KRPW-E460W/12CM
ケース
SCYTHE SCY-T33-BK
OS
Windows 7 Home Premium x64


紹介文

 AMDは、1月始めにAMD Fusion(APUの開発コード名) APU(GPU統合CPU)を4モデル発表した。その内の最上位にあたるE-350(Bobcatアーキテクチャ、Zacate)とチップセットAMD A50M FCHをオンボードしたマイクロATXマザーボードASUS E35M1-M PRO2月始めに発売となった。
 この時intelはまさに大揺れ状態(6シリーズ・チップセットの件で)だった。そんな折、逝くところが無くなったジサカー諸君は、こぞってこのママンに逝った模様で(結果ポもその一人に違いないが(笑))、第一陣は発売するやいなや即完売。したがって、ポの行き付けショップも発注をかけた品が未入荷状態であった。
そんな事とは露知らず、ショップへ注文しに行った。

店員のI君:「先月発注かけた品が未だ入って来ないんだよねー。もう少し待てば入って来るんじゃないかな。」
ポ:「じゃ、ひとつ頼みますよ。」
などと言って、注文したが・・・
後に入荷は2月末くらいになるとの連絡が入った。

しばらく待つとすっか!
2月17日の仕事帰りにショップ(H店員)から入荷したとの連絡が入った。この日かなり体がヤバい状態で、間接やらが痛くて・・・だがせっかく連絡してくれたんだからE35M1-M PROを引き取りに行った。
就寝前に熱を測ったら、37.8℃!
これはもしかして今流行のインフルエンザか?
翌日、熱は留まるところを知らずの上り調子!同級生の医者へ直行!
検査すると、思ったとおりインフルエンザだった。流行りものは何でも体験しておかないと。。。(笑)



この時点で、仕事も連休確定になった訳だが・・・さすがに熱があると、ヤル気が起きず・・・熱が下がった頃から、組みて〜!!!という欲求には勝てずに仮組みをした。

小ぶりなファンが付属していた。こんなファン、あっても無くても変わらん様な気がするが・・・一応付けておいた。

まな板状態で、Power Switchの+-ピンを短絡させて電源ON!
ちゃんと起動したので、EFI BIOSに入る。
初めて拝むEFI BIOS。そう!このE35M1-M PROはEFI BIOSなのだ。でもマウスが水平方向にしか動かん。(?_?)
ひょっとしたら、PS2を怪しいUSB変換してるからかなー。
マウスが使えないEZ Modeは使い難い事この上ない。したがって、Advanced Modeに切り替えて操作した。

さあ!OSインスコか!なんて思っていたら、SSDのファームを上げるつもりだったのを思い出し、64GB Crucial RealSSD C300のファームアップDVDで、無謀にも何の実績も無いE35M1-M PRO上のIDEモードでやったのだ。
少し心配はあったが、普通にファームアップが終了した。
ちゃんと0006と出たので、ファームアップの検証にもなった。このチップセットは逝けるのだ。

AHCIモードで使いたかったので、ママン付属DVDの中からドライバを探して、USBメモリに突っ込んでOSインスコ時に読ませてやった。
何の不具合も無くOSインスコ終了。
付属のドライバDVDからドライバを入れて、さあ、使うか!と思った瞬間!落ちた!!!
何これ?
インスコ時には落ちんかったのに。。。もしかしてドライバが入った時点で、エコが効き消費電力がゼロに近くなったから、電源の要らん回路が働いて落ちたのかも?
なら電源変えて様子を見てみよう!

玄人志向の古い460W電源を引っ張り出してきて、超力600Wから変更して付け替えたら、何の不具合も無く普通に動くじゃん!!!
身分相応の電源を使え!ってことか!

翌日、ケースの中へ本組みした。

ATXケースにマイクロなママンなため、中はスカスカだ!これならエアーフローも万全だぞ!

さて、取りあえず情報を見てみよう!

なるほど、HD6310ね。ちゃんと取得されてるな。



メモリは本来1066対応のところママン側で1333に対応させているからかクロックが取得出来てないのかな。
温度や電圧情報は、ツールがほとんど未対応なのか、壊滅状態であったため、ASUS純正のPC ProbeIIにて取得した。



室温は20℃でアイドル状態24℃は立派。ATOMじゃ考えられないね。
ちなみにファンコンも2番目がCPUのヒートシンクにセンサを設けて表示させている。ほぼ同じ様な温度(23℃)なため、信頼して良い温度であろう。
CPUコア電圧は0.5Vと非常にエコな電圧だ。
CPUファンも約1600rpmを表示しているが、ほとんど無音に近く、大変静かなやつだ。これもATOMとは大違い!
これほど静音でエコでも、GPUを統合しているから、立派だ!

ではここで、
チップセットAMD A50M FCHの性能も調べてみよう。
このチップセットは、SATA6G仕様な大変イマドキなやつである。
以下はCrystalな結果だ。



64GB Crucial RealSSD C300の公証値よりも若干遅いが、CPUが1.6GHzなだけに健闘していると言える結果であろう。

もうひとつおまけに、オンボードなUSB3も検証してみた。

日立な1TBHDDの結果であるが、ほぼ妥当な数値ではある。NEC以外のチップもとても優秀だと感じた。

ここから、GPUを検証してみたが、丁度手持ちな
ASRock 880GM-LE(CPUはAthlon™II X4 640 (3.0GHz,chche512KB×4)で比較にはならないが)と競わせてみた。



相手にとって不足は無い・・・どころか負けてるけどね。価格的には、ほぼ同等なんだけどな〜。。。

ベンチマーク比較
  ASRock 880GM-LE ASUS E35M1-M PRO
  Windows エクスペリエンス
 
 

これから言える事は、グラフィックス・スコアは
4.3→4.6
5.3→5.8
で完全に勝っているが、
メモリはシングル・チャネルが足を引っ張っているためか
5.5→4.9
で完全に負けている。
  CrystalMark
 
うーん、やはりメモリは圧倒的に遅い結果に・・・
30998→8462
  3DMARK06
  画像は無し
1691
画像は無し
2199
  FF14ベンチマーク
 
 

GPUの性能は統合GPUの割りに完勝であり
大変素晴らしいGPU性能である。


CPUが違いすぎる対決なため、負けて当然なのだが、今のところオンボード含めて全APUの中で唯一DirectX11対応の面目約如と言えるGPU性能はピカイチだ!
これで動画再生支援も持っているから、E35M1-M PRO普通に使うだけであれば、十分に使えるマザーボードだと言える。

・総括
  AMD E-350を実際に使ってみて思った事は、1.6GHzデュアル・コアなためか、コアを使い切ってしまう様な感じが多少感じられる。したがって若干のもっさり感は否めない。(ATOMほど酷くはないが・・・)
大きな期待を抱かずに接すれば、「思ったよりも使えるやつだ!」「これで十分だ!」という印象を少なからず与えてくれるだろう

決して悪くないAPUであるから、将来の進化がとても楽しみなやつだと感じた。多くは望まない、メモリ回りの高速化さえしてくれれば、それだけでかなりの改善がなされるだろう。
山猫は眠らない。そう、決してこのままで済ませないでくれ!頑張れAMD



最終更新日 : 2011/02/26

ホーム | 戻る