SATA
Wire 3.0はVERTEX 4
256GBを購入した時に同時注文したクローン・ドライブ作成キットである。と言うよりもSATA
Wire 3.0が試したくてVERTEX 4
256GBを購入したのである。ただし、直ぐに入荷しなかったので注文をキャンセルし、たまたま某Zさんで見つけたため、約2.5Kで即買いしたのだった。
では、何故?試したかったのか?であるが・・・それは会社同僚からOS入りHDDのパーテーション変更を頼まれていて、SATA
Wire 3.0を使えば簡単に出来そうだと踏んだからである。
検証は書き込みの速いVERTEX 4
256GBで試してみたかったのであるが、前述の入荷遅れ等もありタイミングが合わず実際にはPX-256M5Sでの検証となった。ならVERTEX 4
256GBなんて要らんかったじゃん!という突っ込みもあろうかと思うが、なんだかんだと理由を付けて購入するのがジサカーの性である。(笑)
同梱物はケーブルとCD-ROMだけです。決してSSDは入っておりません。
まずは、本体と言いましょうか、ケーブルの実力を検証してみた。
crucial
M4 SSD
128GBを使ったので書き込みが頭打ちするかも?と言う心配があったのだが・・・
結果、ご覧のように読み込み最大212.7MB/s、書き込み最大162.7MB/sであったので要らぬ心配であった。USB3としてはまずまずの成績ではなかろうか。
で早速クローン作成を行ってみた。
付属のCD-ROMを起動させるとEZ GIG IVというアプリが立ち上がる。(実際にはメニュー画面が最初に表示されて、EZ GIG IVを選択する。)
あとはコピー元/コピー先の順に選択して確認ダイアログが出るのでポチってやれば開始する。(途中でオプションを選べば細かい設定も可能となっている。コピー先がSSDの場合、自動で判断されて4kにチェックが入るので基本的にアライメントはズレない。)
すると、以下の表示になり、Data rateの項目で転送速度も確認できる。
転送速度は137.3MB/sを示しており、crucial
M4 SSD
128GBをコピー先に使った場合は最大速度は出てないようだ。
では、crucial
M4 SSD
128GBよりも書き込み速度の速いPLEXTOR
PX-256M5Sではどうなるのか?検証してみた。(IOPS比でも1.6倍以上は違うので期待大。)
思ったとおり、転送速度は165.4MB/sを示しており、本ケーブルの頭を叩いている。
実際に作業時間も早くなっており、6分→5分となり1.2倍速くなった。
(転送速度の比でも、165.4/137.3=1.2倍で計算通りである。)
これはポの環境の場合での時間であり、コピー元の容量に左右されるため作業時間については参考としてもらいたい。
作業が終了すると、このような成功ダイアログが表示されるのでQuit EZ Gig IVをポチる。
以上、これにて作業終了であるが、前述したコピー先がSSDの場合にアライメントのズレが心配になる。その結果についてはPLEXTOR PX-256M5S 256GB SSD 激戦区へ殴り込み!? 安い!速い!ベスト・バイ!?
を見ていただければズレなど皆無であることが納得できるはずである。
このクローン・ドライブをコピー元と入れ替えてみると、何の問題も無く起動するので確実性も非常に高く、コピー元が128GBでコピー先256GBと容量差は2倍もあるのに、簡単な操作で出来てしまうのは特筆に価する。
最後に何の弊害もないのか?と言うと・・・
クローン・ドライブに異変?
このように通常100MBの領域が250MBとなっている事だけが気がかりか?
今のところクローン・ドライブは正常に動作しているので良しとしよう。
・総括
SATA
Wire 3.0は、安い・早い・簡単と3拍子そろった便利ツールであることは間違いない。本来はノートPCドライブ引越し用ではあるが、ジサカーには頼れる強い味方になってくれると断言出来る。
ここまで良いことずくめの様に見えるが、ポにとって唯一の欠点は、ストレージ馬鹿特有の「新しいSSD試してみたくなる病」がさらに重症となり、諭吉絵柄のお札が加速度を付けて飛ぶように財布から出て行くのが確定となった事である。
まさに、開けてはならない禁断の玉手箱を開けてしまったのだ。(泣)
最終更新日 :
2019/01/03