PLEXTOR
PX-256M5Sは
七夕である7月7日に発売されたPシリーズの下位にあたるSシリーズな最新SSDである。この発売時には正直あまり注目してなかったのだ。何故なら、価格的に約20Kであれば他社SSDとそれほど変わらず、またその性能も下位たる所以で最速では無いとなれば逝く意味は無かろうと感じたからだ。結論としてはM5P待ちかと。
ところが、SATA Wire3.0なるクローン・ドライブ作成ケーブルを某ZOAさんで手に入れていた事と、7月27日多くのショップが足並みそろえて期間限定ながらPLEXTOR
PX-256M5Sの価格が15K台へ突入した事で購入意欲に火が付いた。
PLEXTORが256GB SSD激戦区へ殴り込みをかけたのだ。データ用ドライブには持って来いか。これを見逃す手はあるまい。
そんな訳で、翌日の7月28日某Zさんへ向かい、Sちゃんを捕まえ\15,770で購入した。
お箱も中身も質素です。
以前購入したPX-128M2Pと並べてみた。
左がPX-128M2P右がPX-256M5SでPLEXTORのロゴが白いです。
裏側の比較。
容量と型番が違います。
早速インスコして、情報おば。
ファームは1.00で完全な初期ファーム。
PX-256M5Sの上位にあたるPX-256M3Pは残念ながら持ち合わせてない為、手持ちで唯一プレクなPシリーズPX-128M2Pとベンチ比較してみた。
PX-256M5S | PX-128M2P |
公証スペックのSeq Read 520MB/s、Seq Write 390MB/sを十分満足した結果です。
比較対象のPX-128M2Pも最新ファーム1.09でPX-128M3Pに肉薄する結果を叩き出してます。
上記結果をVERTEX
4軍も交えて比較表にしてみたのでご参考に。なお、VERTEX
4のベンチ環境は同じZ77ではあるがマザーボードが違う為、完全な比較ではない。(表内に記してある)
まずは、CrystalDiskMarkである。
IOPS 公証スペックのRandom Read 73,000IOPS、Random Write 70,000IOPS を十分満足した結果です。
この比較表から分かるのは、PX-256M5SとPX-128M2Pは容量差による速度の違いは有れど、大変似た性能であるということだ。
つまり、下位のSシリーズではあるが、上位のPシリーズに肉薄し同等な性能と言っても差し支えない。
また、PX-256M5Sは同じ256GBクラスの
トップレベルVERTEX 4
256GBと比べると、比較環境の違いはあるがWrite性能については劣っている。と言うよりVERTEX 4
256GBが突出し過ぎているのですが。
次にAS SSD Benchmark。
PX-256M5Sは512B
Readが際立っていて、512Bの項目についてはトップ・クラスだと言える。
Copy-BenchmarkについてはVERTEX
4軍の弱点なのか?PLEXTOR軍は速いですね。
この比較表から分かるのは、CrystalDiskMarkと似た傾向はあるもののプレク・ファーム独自の速さも見せつけている結果であるということだ。
今回も
最後に、PX-256M5Sをシステム用として使った場合、転送速度がどう変化するか?を検証してみた。
CrystalDiskMarkの検証結果。
AS SSD Benchmarkの検証結果。
上記結果から、システム用ドライブとして使っても転送速度はほとんど落ちないと言える。
・総括
PX-256M5Sの値下げはブランド力を持ったPLEXTORが安い!速い!を掲げて256GB
SSD激戦区に一石を投じた形となったと言える。PX-256M5SのNANDは従来の東芝からマイクロンに切り替わった。要するにマイクロン20ナノ・プロセス技術の恩恵で値下げが決行されたのではなかろうか。PX-256M5Sは安い!速い!ベスト・バイ!
なSSDなのだ。
PLEXTORがブランドたる所以は、高品質・高性能・安定感であり、そのPLEXTORの値下げ攻勢が他社へ波及し今後のSSDのさらなる飛躍・発展・成功へ繋がって行く事を願っている。
最終更新日 :
2019/01/03