SATA6G SSDはSAMSUNG 840 PROとOCZ
Vectorの登場で2012年を締めくくった。
2012年は、昨年1月に本サイトで取り上げた記事で予言した通りの展開になった年であり、また公言した通りにポ的PC環境もメイン機サブ機共に256GB
SSDに移行した。
それらの記事もその都度メイン機環境を基盤にレビューしてきたのだが・・・
ポ的メイン機はあまりメジャーだとは言い難い。今メジャーなPC環境と言えばIvy Bridgeな環境だろう。
そこで、ポ的サブ機はメジャーなIvy Bridgeなのだから、メジャーなIvy Bridge環境におけるSATA6G SSDの性能を改めて振り返ってみた。
より万人向けなベンチマーク結果を参考にして頂ければ幸いである。
ポ的サブ機のPC環境は、上記を見てもらえば分かると思うが、メモリ以外はどこにでもありそうな環境である。メモリはストレージへの影響はほとんど無いと考えられるためご容赦いただきたい。
PC環境設定としてはCPUのオーバークロックは無し、IRST11.2使用、ママンの省電力系設定は全部入りで普通にポン付けして組まれたPCと仮定してみた。
SSDの選出は、家にある256GBのSSD達を総動員した。(と言っても全て昨年購入したSSDであり、今話題の旬な物を揃えたつもりである。)
まずはAS SSD Benchmarkをば
ピンク色になっているのが各項目の最大値である。
これだけだと総合的な判断が難しいので得意の(笑)偏差値レーダーチャートにしてみた。
なお、平均は今回取り上げた極めて少ない4台の母集団である為、偏差値自体は全く当てにならない。が総合判断の材料には成り得ると考える。
偏差値レーダーチャートは、より正多角形なほどバランスが良い、より外枠なほど性能が秀でていると見て頂きたい。
AS SSD Benchmarkにおいての転送速度はSAMSUNG 840 PROとOCZ
Vectorがバランスも性能も良い。
AS SSD BenchmarkのIOPS換算した物でもSAMSUNG 840 PROとOCZ
Vectorに軍配が上がる。
AS SSD Copy BenchmarkでもSAMSUNG 840 PROはトップクラスでOCZ
Vectorは最下位に近くなっており、他では振るわなかったPLEXTOR
M5Sがトップクラスに躍り出ているのが面白い。
OCZ
VERTEX 4はトップクラスではないものの一律に中位を堅持しており、得手不得手の無い良く出来たSSDであるとも言える。
次にCrystalDiskMarkであるが、条件は5回/1000MB、データはデフォルトで行っている。
上記のAS SSD
Benchmarkと違うのは、平均値をポ的平均値(ポの独断と偏見によるこの位は出てほしいという思いの値)にして偏差値を算出しているところである。
これはとても強引なやり方であるが、各項目の偏差値合計を出して、優劣の順位を決めてみた。
さらにその合計値に外国為替レート(リラ)を掛け合わせ、それらしい目標価格を算出した。
これはあくまでSSDの性能に重点を置き、容量のコスパは無視して算出した価格であるため、買いかどうかの判断は各個人に任せるものとする。
次にCrystalDiskMarkのIOPSにて同様に行ってみた。
ここにおける平均は、840 PROの公証値を引用した。
外国為替レートはそれらしいユーロを使用した。
さあ、あなたなら性能比コスパNo.1にどのSSDをチョイスする?
因みにポはメイン機用にCドライブ840 PRO、DドライブVectorを、サブ機用にCドライブVERTEX 4、DドライブM5Sを使っている。
メイン機でのデータは既に公開済なため、サブ機のスクリーン・ショットを掲げておく。
サブ機環境の普段はこの様にプチOC、IRST11.7にて使っている。