昨年のSSDの話題と言えば何といってもSATA6G SandForceコントローラーです。そして、crucial
M4 SSDの魔法のファームでしょう。このまま2012年へ突入するのでは?と思っていた矢先、彗星のごとく現れたPLEXTOR
PX-128M2PとSAMSUNG
MZ-7PC128 (SSD 830 Series)に釘付けになったポであった。
そんな訳で居ても立ってもいられなくなって遂に逝ってしまったのだった。(いやね、珍しく軍資金が降って湧いたんで。)
・PLEXTOR
PX-128M2P
PLEXTORと言えばブランドですから。
・SAMSUNG
MZ-7PC128 (SSD 830 Series)
SAMSUNGもブランド・イメージは強いですね。
SAMSUNGの方がカッコよくラッチも効いて良い感じ。
見た目はSAMSUNGに軍配かな?
いやいや、SSDは見た目じゃありませんよ。
性能で勝負ですから。
・まずは、Z68環境のPLEXTOR
PX-128M2PからCrystalな結果を。
ファームは1.05ですが項目少なーい。
そして、ATTOな結果も。
公証値 Sequential Read 500MB/s , Sequential Write 320MB/s ですからズバリATTOを基準にしてるのでしょう。
環境比較としてSB950での各結果も上げておきます。
Crystalな結果はATTOに比べて変化が大きいです。偏っているかも?なのでHD Tuneな結果も見てみると公証値よりも落ちてますね。
こうやって表にしてみると全体的にSB950環境が劣っていることがよくわかります。
では、Z68環境の起動ドライブとして使うとどうなるか?の比較をしてみます。
4K以下は変わってませんが、Write側Seq及び512Kが低下してます。
優等生なcrucial
M4 SSD
128GBの比較も参考に載せます。
M4は流石です。誤差程度の変化しかありません。
・片やSAMSUNG
MZ-7PC128のZ68環境のCrystalな結果は。
何と温度がそれなりに表示されてます。
もう一つATTOな結果。
公証値 Sequential Read 520MB/s , Sequential Write 320MB/s ですから、やはりATTOが基準。ATTOは業界標準なのだろうか。
SB950の環境比較は。
うーん、ここでもSB950環境は振るいませんね。Read側が落ちてます。
Z68環境の
起動ドライブとして使うとどうなるか?の比較。
誤差程度な差はあるものの、安定した速度です。PLEXTOR
PX-128M2Pとは違いますね。どちらかと言えばM4と安定度合いが似てます。
ここで他メーカーのライバル達と比較してみます。今回のSSD達はどのくらいなポジションなのか?
PLEXTOR
PX-128M2PはWrite側が非常に高速になっているのがよく分かります。SAMSUNG
MZ-7PC128は今までのSSDを受け継いでRead側を高速にしている様です。
CrystalなIOPSも比較しておきます。
PLEXTOR
PX-128M2PのIOPS公証値はRead
70,000 , Write 65,000でSAMSUNG
MZ-7PC128のIOPS公証値はRead 80,000 , Write 30,000ですので、両者共ほぼ公証値通り出てます。
今回は、AS SSD BenchmarkもCrystal同様に検証してみました。
・PLEXTOR
PX-128M2P
Z68環境のAS SSD Benchmark
Z68環境の起動ドライブとして使うとどうなるか?の比較。
Crystalな結果とは相反して大きな変化はない、と言うよりランダム側は逆に速度は微妙に向上している。
データ圧縮比による変化は無いようだ。
・SAMSUNG
MZ-7PC128 Z68環境のAS SSD Benchmark
Z68環境の
起動ドライブとして使うとどうなるか?の比較。
データ圧縮比による変化は無いようだ。
以上を総合的に比較してみた。
トータルスコアで比較するとPLEXTOR
PX-128M2Pがリードしている。
IOPSで比較するとSAMSUNG
MZ-7PC128が有利となる。
Copyで比較するとSAMSUNG
MZ-7PC128が有利となる。
・総括
最近のSSDの分野は各社熾烈な競争をしていてとても面白い。これから先どこが抜きん出てくるかは想像もつかないほどだ。そんな中で今回取り上げたSSDはこれからも間違いなくトップ争いに食い込んで行く事だろう。
PLEXTORはオリジナルPLEXTORファームを仕込み、既存SSD群にWrite側速度向上で差をつけ、SAMSUNGは老舗crucialに続けとばかりに独自トリプル・
コントローラーでオールマイティーな性能で追従してきた。
2012年も飛躍的な展開に期待を持って見守ろうと思う。
また、今現在主流は128GBに移ろうとしている。それと同時にSSDの価格は年々異常な速度で急降下している為、256GBのSSD平均価格が20K台に乗れば、今年は速度的寿命的に有利な256GBのSSDに是非移行したいと思っている。
最終更新日 :
2019/01/03