この不可解なMSI板790FX-GD70、唯一のとりえはPCI
Express 2.0 x16が4スロット搭載されていることにある。
この他に誇れるところは一つもない・・・(泣笑)
その代わりと言っちゃあ何だが、不具合はそこそこある。(苦笑)
その不具合のひとつに、ストレージが弱い事が上げられる。
以前、ここでも取り上げたが
、ドライブ本来のスピードが出ないのだ。
事の発端は、
これだ!
たかがドライブのベンチにCPU使用率が22.4%ってどういう事?
さらに、100MB/secを行ったり来たり!
これがintel
X25-Mのベンチ結果とは・・・とても悲しかった。
SB750?いや、MSI板の呪いなのか?
そんなわけで、今回、SATA6Gのインターフェイスカードがこぞって発売された事で閃いた!
PCI Express経由ならば、これを打開できるのではないだろうか?と!
もうひとつUSB3.0にもとっても興味があったから、一石二鳥を狙って、さらに超安価なASUS
U3S6をチョイス!!
USB3.0とSATA6Gで、何と破格の\4.780なのですよ!
はじめ見た時、値付け間違えてないか?と思った。
太っ腹なASUSさん!
でもでもでも、動作確認された板がP55しか掲載されてなかったから正直、一抹の不安もあった。
790FXはどうだろうか?
え〜い!ヒトバシラーとなって試してやるぞ!
早速、ショップへ注文しに行くと、もう完売しててバックオーダー300だとは。。。
駄目もとで発注かけた。(11/16)
それから10日ほど過ぎたら、ショップから入荷したとの連絡が入った。何かの間違いで入荷したのか。
喜び勇んで引き取りに向かった。
これが割り当てのひとつだそうな。
同梱物は本体と一応取り説らしきものとドライバCD、SATA6Gのケーブル2本。
中央に居座ったチップがU3S6特有のブリッジチップ。このチップが格規格帯域を2倍の500MB/sに引き上げている。
速い話がこのカードは他メーカーのそれよりも2倍速いのだ。
まあ、その分PCI Expressもx4なので注意が必要だ。(間違ってもx1に挿してはいけません!)
流石はMSI板790FX-GD70、PCI
Expressはまだまだ余裕だ。(笑)
これが起動時表示される。
マザーのBIOSは、しっかりと認識していた。
ただU3S6を挿すだけ。何の設定も必要ない。
さあ!OSインストール開始!
Windows
7 Home Premium x64はU3S6経由のintel
X25-Mをちゃんと認識していた。あんたは偉い!
しかし、U3S6ドライバCDにはAHCIドライバが用意されていたので、それをUSBメモリに入れて、読み込ませてやった。
すると、すんなりOSインストールは終了した。
いよいよお待ちかねなベンチ結果だ!
オーマイガッ!書込み遅ーい!!(大泣)
NCQ対応なのでQD32はそれなりに速い!!
CPU使用率は-1.0%に下がっている。ヨッシャー!
何とか150MB/secになった。 泣いたり笑ったりと忙しい。
U3S6経由な結果は、書込みが遅くなってしまった。がっくり。。。
これを裏付けるために他のドライブでも検証した。
まずは同じSSDなOCZ
Vertex Series SATA
II 2.5"60GBだ。
SB750 | SATA6G on U3S6 |
Read: Up to 230 MB/s Write: Up to 135MB/s Sustained Write: Up to 70MB/s 64MB(30GB&60GB:32MB) Onboard Cache Seek Time: <.1ms MTBF 1.5 million hours |
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((+_+))誤差以上に書込みが遅くなっていて、QD32も遅い。
もしかして、SSD特有な現象なのかもしれない?と言うわけで懲りずにHDDの検証も行った。HDDはWD
VelociRaptor (WD3000GLFS)だ!
SB750 | SATA6G on U3S6 |
16MB Onboard Cache Seek Time: 4.2ms |
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やはり書込みが遅くなっている。結論としてAMDな環境では、U3S6なSATA6Gは書込みが遅くなる!
・総括
今回USB3.0+SATA6Gインターフェイスとして、とってもリーズナブルなU3S6を検証してみたが、思惑通りのウマーな結果は出なかった。しかし、USB3.0機器を持っていないと言う理由からUSB3.0の検証は未実施ながら、U3S6は現状の選択肢の中ではおそらくベストであろう。
最終更新日 :
2009/11/30