OCZ Summit Series SATA II 2.5"60GB SSD vs. Vertex の実力! のスペック

プロセッサ
intel® Core™ i7 920 (2.66GHz@3.5GHz OC)->Summit環境
intel® Atom™ 330 Processor (1.6GHz)->Vertex環境
intel® Core™2 Quad Processor Q9650 (3.0GHz@3.6GHz OC)->転送速度比較環境
 
マザーボード
iGIGABYTE GA-EX58-UD3R   BIOS
intel® BOXD945GCLF2   Manual、BIOS、Driver
ASUS P5Q   Manual、BIOS、Driver
 
メモリ
2GB×3=6GB Triple Channel DDR3-1333 Memory
CFD T3U1333Q-2Q ELIXIR
2GB×1=2GB Single Channel DDR2-800 Memory
UMAX Pulsar 2GB
1GB×4=4GB Dual Channel DDR2-800 Memory
SILICON POWER チップ elixir 0748 N2TU51280BE-25C
 
SSD
OCZ Summit Series SATA II 2.5"60GB(OCZSSD2-1SUM60G) (60GB,3Gb/s)
OCZ Vertex Series SATA II 2.5"60GB(OCZSSD2-1VTX60G) (60GB,3Gb/s)
 
OS
Windows 7 RC x64
Windows XP Home Edition Service Pack 3
Windows XP Professional Service Pack 3


紹介文

  OCZ Vertex Seriesが発表・発売され、 続いて発表・発売された128MBキャッシュ搭載のSummit Seriesにとても興味があった。
そんな折、某GWのリニューアル・セールをやっていた。
セールにはこれといって目ぼしい物はなかったが、ショーウィンドウで表題の物を見つけ、価格的にも、そこそこ安い25,980円の値札が付けられていた。
たぶん、平均的な価格であろうが、Vertex Seriesの方が何故か高い価格設定(今現在は2万数千円〜3万円弱)になっている。
キャッシュが多い分格上のはずだが・・・(?_?)
自作の鉄則「見つけた時に買え!」。直ぐに店員さんを呼んでお買い上げ!

   やはりOCZな化粧箱だな〜。


早速、ベンチを採った。比較は同じくOCZVertexで行った。
 

公証転送速度と実測転送速度(ICH10Rな環境にて)
Vertex Series OCZSSD2-1VTX60G Summit Series OCZSSD2-1SUM60G

Read: Up to 230 MB/s
Write: Up to 135MB/s
Sustained Write: Up to 70MB/s
64MB(30GB&60GB:32MB) Onboard Cache
Seek Time: <.1ms
MTBF 1.5 million hours
 
Read: Up to 220 MB/s
Write: Up to 125MB/s
Sustained Write: Up to 120MB/s
128MB Onboard Cache
Seek Time: <.1ms
MTBF 1.5 million hours




Atom™ 330な環境にて起動ドライブでの結果







Core™ i7 920な環境にて起動ドライブでの結果




 公証値とCrystalDiskMarkの実測値を比較してみると、Summit Seriesは実測値が公証値を上回っているのが分かる。
特にWriteについては大幅に上回っており好印象。
それに対してVertex Seriesは環境と合わないのか?
実測値が公証値をかなり下回っている。キャッシュ容量の差が出ているのかもしれない。
 また、FDBENCHの結果においても同じ事が言える。
ところが、HD Tuneの結果は逆転している。両者共ベンチに得手不得手があるのには変わりが無いとも言える。

以下は、比較対象にintel X25-M Mainstream (SSDSA2MH080G1C5)Western Digital WD VelociRaptor (WD3000GLFS)を加えてみた。



 転送速度的にはSummit Seriesintel X25-Mにかなり肉薄して、良い感じな仕上がりを見せている。Writeにいたっては頭ひとつ飛び抜けている。
しかし、起動ドライブとして使った場合、Summit Seriesは20〜30MB/sほど転送速度が落ちてしまうのが惜しいところだ。
対してVertex Seriesは、落ちるもののSummit Seriesほど極端には落ちていない。またintel X25-Mについては、誤差程度の違いしかない。これもintel SSDが優秀であると言われる所以と言える。
 Summit SeriesのFDBENCHの結果を見ると、intel X25-Mをも追い越している項目が有り、とても良好な結果である。一年前に登場した10,000rpm HDD のVelociRaptorはFDBENCHの2Kな項目は頑張っているものの、その存在はもう霞んでしまってきている。


・総括
 Summit SeriesのCrystalDiskInfoの情報を見ると、バッファ・サイズが不明となっているが、化粧箱 の128MBキャッシュという表示で間違いないと思われる。
その恩恵が、ベンチ結果に表れて好成績となっているのだろう。総じて言える事は、Summit SeriesはSAMSUNG製コントローラが良く出来ていて、今のところこのクラス(容量60GB)においては、転送速度性能を考慮した価格で考えた場合、ベストな選択肢であると言える。


最終更新日 : 2009/06/28  

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