復活!SOTEC - PC STATION M350V(つかM3140Vかな?)のスペック

SOTEC PC STATION M350V    Manual、BIOS、Driver
bullet<PC本体 + キーボード + マウス + スピーカー>
プロセッサ
Intel® Pentium® III 500MHz アップグレード! Celeron® 1.4GHz(Tualatin) with ゲタ PowerLeap PL-iP3/T(Rev2.0)
CPUクーラー
CoolerMaster SMART2 (ECU-P3A1-25)
マザーボード
Trigem Computer, Inc. Napoli-2  BIOS、Driver
bulletIntel 440ZX AGPset チップセット / Slot 1
bulletMax. 256MB SDRAM × 2 / PC-100
bulletCrystal Semiconductor (CirrusLogic) CS4280
bulletUDMA33 / 66
メモリ
128MB×2=256MB(標準64MB×2=128MB)
PC100 SDRAM
ハードディスク
IBM (Hitachi Global Storage TechnologiesIC35L060AVER07 (60GB ATA100、7200rpm) + Seagate U Series X 20 - ST320014A (20GB ATA100、5400rpm)(標準13.6GB ATA66、IBM (Hitachi Global Storage Technologies) DPTA-371360
RAID Controller
Promise FastTrak100 (Striping/RAID0)
ビデオカード
3dfx Voodoo3 16MB
FDD
3.5"/2MODE
CD-RW
SAMSUNG SW-204B (2倍速CD-RW、4倍速CD-R、24倍速リード)
DVD-ROM
SAMSUNG SD-608 (40倍速リードCD)
LANカード
3Com 3C905C-TX 10/100Mbps
マウス
Microsoft IntelliMouse Optical   Driver
OS
Windows 98 Second Edition

紹介文

 このマシンは、当時、安くて高性能・装備満載につられて(つかっPentiumIII機が欲しくて)喜び勇んで購入したPCです。SOTECと言えば、不良品問題・サポートの悪さ等で有名ですが(これらの諸問題はそれ相応のように思うのです)、かえって私には良い経験となり、今ではこのマシンのお陰で勉強させてもらったなと思っています。まあ比較的症状の軽い不具合だったことも否めませんが。ここで参考に幾つかの不具合を上げさせてもらいます。不具合その1、Voodoo3 のビデオドライバが合わなくてウィンドウが重なったりした場合残像現象がありました。これはビデオドライバがアップされているので解決できます。(ってゆーかWindows 2000標準ドライバを使ってますが) 不具合その2、スクロールバーを使用すると異常なシステムリソース消費がおきブルーバック画面となる(即ちOSが落ちる)。これはマウスユーティティーが原因しているのでマウスユーティティーを削除すれば直ります。(これだけで嘘のように安定しますよ)不具合その3、ある程度使い込むとキーボードの特定のキー数種類が入力不能になる。これはサポート期間内であったので良いと思われるキーボードの新品と交換してくれました。(受け取るまでに1ヶ月ほど掛かりましたが)でも今ではそのキーボードを使ってないためほんとうに良い品物なのかは定かではありません。今ではかなり見劣りするスペックですが、まだまだ現役で頑張っています。ってゆーか、もう粗大ゴミにしかならないか。。。

 もう一花咲かせようとこのM350Vをアップグレードしてみました。
流石にもう500MHzではちと辛いものですから、まずは定番CPUアップグレード! 参考:SOTECKER's CLUB の Slot1 PenV 換装記

準備
  1. ゲタ PowerLeap PL-iP3/T(Rev2.0)を一つ。
  2. 鱈セレCeleron® 1.4GHz(Tualatin)を一つ。一応FSB100での最高クロックなもので。
  3. CPUクーラーを一つ。BOX付属にて可。けど私はバルクだったのでCoolerMaster SMART2 (ECU-P3A1-25)です。
  4. 純正BIOS Ver1.13改。入手先:OUTSIDER の SOTECマザー「Napoli-2でもTualatin」

以上が揃ったら、まずBIOSをアップデートします。
やり方は、起動用FDにBIOSファイルを放り込みます。そして、(デフォルト設定なら)再起動して up と入力しEnterを押します。
たったこれだけでアップデート終了。再起動してF1(BIOSセットアップする場合)かF2(デフォルト設定の場合)を押せばOKです。
次にPentium® III 500MHz(Katmai)を引っこ抜きます。で鱈セレCeleron® 1.4GHz(Tualatin)をゲタ PowerLeap PL-iP3/T(Rev2.0)にセットします。CPUクーラーのCoolerMaster SMART2 (ECU-P3A1-25) の取り付けは大変リテンションがかたくて力が要りました。大汗かきました。
あとはセットしたゲタをマザーのNapoli-2に挿します。(予め、ゲタのジャンパーは 1.5V、FSB100にセットして置くこと)
これでCPU換装終了です。コンセントを挿して起動スイッチONをすると、ちゃーんとPentium !!! と認識?ってCeleronだけどまあご愛嬌ということで。


次にHDDを交換して、足回りの強化です。
440系のマザーはATA100には対応していませんので、RAIDカードを用意しました。と言っても余っていたものですが。。。
おまけにHDDも余り物ですから、同型でないばかりかメーカーも回転数も5400rpm(Seagate U Series X 20 - ST320014A)と7200rpm(IBM IC35L060AVER07)で全く違うHDDなのです。みなさんは真似をしないように。RAIDは必ず同種のHDDで揃えてね!!
RAIDカードは最初 玄人志向 ATA133RAIDPCI を使ってみましたが、不具合発生!!!何かと言いますとWindows 98 Second Editionがシャットダウン出来ずに”終了しています”の状態で止まってしまいます。要するに電源が落ちません。シャットダウン問題はWindows 98 Second Editionには付き物なので色々原因を探ったにもかかわらず原因究明できませんでした。結論、ATA133RAIDPCIは相性が合わない。
仕方ないのでPromise FastTrak100に交換して再度リカバリーしました。これが相性も無くてバッチグーでした。(Windows 98 Second Editionと言うかWin9x系OSの場合、RAIDドライバはリカバリー後、起動時に要求されるのでPC付属のリカバリCDにてOKです。WinNT系OSの場合はインストール時にドライバを入れなければならないためリカバリーCDでは無理かもです。)PCIの位置はどこでも正常に認識しました。
私は以下に挿しました。


HDDは親亀小亀でintel のCPUファンをHDDクーラーにしています。


なお、Windows 起動時に EMM386 で英語のエラーが表示されます。これは、

  1. メモ帳を起動して c:\config.sys を開きます。
  2. DEVICE=C:\Windows\EMM386.EXE RAM の行を探し、RAMという文字列を NOEMS に書き換えます。
  3. メモ帳を上書き保存して閉じます。

にて回避して下さい。あとは再起動すれば問題なく起動することでしょう。CDドライブは標準でCD-R/RWとDVD-ROMドライブのツインドライブ構成ですが、今回はプライマリーIDEにはHDDがなく、セカンダリーにこのツインドライブがマスター・スレーブにて接続されています。プライマリーに何も無いのが原因かは分かりませんが、セカンダリーのマスターのCD-R/RWが認識されませんでした。色々とやってみたのですが、結局プライマリーIDEを使わない設定にしたら正常に認識されるようになり一安心。

ここまでやると電源が少し怪しくなってきます。
よって、300Wに交換しました。ENERMAX EG301P-VE です。が当然ケース内には収まりませんので、ケース背面にぶら下げています。



大穴が開いているのでケースファンを追加しました。

それから、マウスユーティリティは必ずアンインストールして置きましょう。マウスユーティリティはスクロールバー操作にて、リソースを異常消費してしまうのでブルーバック画面乱発を防ぐために必ずやりましょう。もうひとつ、ビデオドライバもここから落としてアップデートしましょう。現在公開されているビデオドライバは残像現象が回避できます。その他のドライバ類は必要に応じてアップデートします。
以上で、M350Vはかなりパワーアップしました。もし、未だやられていないM350Vユーザーの方は是非お勧めしたいです。比較的ローリスクかと思います。





以下にベンチマーク結果を掲載します。

 ★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name SOTEC PC STATION M350V
Processor Pentium III 1403.18MHz[GenuineIntel family 6 model B step 4]
Cache L1_D:[16K] L1_I:[16K] L2:[256K]
VideoCard 3dfx Voodoo3
Resolution 1024x768 (32Bit color)
Memory 260,940 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 2004/04/07 22:03

SCSI = Win9x-ME Promise FastTrak100 (tm) Controller
HDC = Intel 82371AB/EB PCI Bus Master IDE Controller
HDC[?]=プライマリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)
HDC = セカンダリ IDE コントローラ (デュアル FIFO)

A = GENERIC NEC FLOPPY DISK
C = Promise 2+0 Stripe/RAID0 Rev 1.10
D = SAMSUNG CD-R/RW SW-204B Rev BT01
E = (CD-ROM ドライブ) Rev BT01

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
28285 55310 58252 15717 11358 22302 42

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
28343 34747 7794 116 56857 30769 16484 20512 C:\100MB

IntegerとFloatは飛躍的にアップしています。メモリの項目についてはDDRじゃないので遅いのは致し方ないです。ビデオの項目もVoodoo3なのでこんなものでしょう。HDDは、比較的遅いですが1台でも35000位なのと異種格闘技してるんでよく健闘しているのでは?と思っています。あとはビデオカードの変更を予定しています。

ホーム | 戻る