某月某日1Skype仲間とスカイプパーティー最中に、CPUコア温度の話になり、「550BE+リテールクーラーにて27度」を聞いてしまった。これが事の発端である。
え〜っ、そんな馬鹿な!家の555BE(2.6GHz@1.0V)と一緒じゃん!家の構成ならば、もっと低い温度のはず!果たして誰が犯人なんだろうか?HardwareMonitorで早速犯人探ししてみると、GeForce
6800が、何と59度を示しているでは有りませんか!!
こいつに間違いない!
GeForce 6800は、ZALMANのVF700-AlCuをマザー購入に宛がっていたのだが、その時は63度だった。でも夏だから、熱いんだろうなと、あまり気にしてなかったのだ。
ふと、某PさんにペルチェのVGA・クーラーが50%offにて置いてあったのを思い出した。これが付けばこれしかない!という訳で某Pさんへ捕獲しに出撃!
まずは、あれこれ物色していると、ThermaltakeのDuObuが目に入った。LED付きの光物である。80ミリファンが2個で2500rpm。う〜ん、電源コネクターはペリフェラル4ピン。ということは、回転は取れないので、ファンコンでのオート制御が出来ない。光物だけに惜しいが、五月蝿いのは我慢ならない。よって却下。
やっぱ、行き着くところはこの玄人志向
KRVC-MA8200であった。ただし、GeForce6800シリーズの対応を謳ってはいるが、AGPとはどこにも書いてない。さらにPCI-Eのみとか謳っている機種もあったりする。AGP版はGPUがPCIスロットに近いのだ。もしかすると干渉の恐れがある。
とは言え、これに変わるほどの、グラボは現状無いに等しいし。。。
Pさんの黒幕に相談し、付けて確認しても良いよ保障を付けてくれるとのこと。要するにこれは、購入しても取り付かなかったら、返品OKってこと。
こんな安心保障付けてくれるなら逝くしかない!目出度くご購入。
レジでパンパカパーンと鳴った!(笑)
さて、このKRVC-MA8200は文字通り玄人志向キワモノ・シリーズである。(^_^;)
かなり大きい。おそらく、グラボよりも長い。(^_^;)
まずは、懸念事項の取り付け位置を確認。
よしよし、取り付けステーがスライド式になっている。これなら全開にステーを寄せればOK。
そして、リファレンスの穴もグラボのボードに開いている。しめしめ、これなら逝けるぞ!
と気を良くしたのもつかの間。お待ちかねの不具合炸裂である。
クーラーを合わせてみると、メモリの剣山に当たるのだ。
このくらいは、想定内のこと。剣山外せば良いのだ!
そして次の不具合には、かなりやられた。
GeForce6800のN6800/TD/512MBの補助電源コネクタがボードに対して直角に付いているのだ。
さらに、その隙間は約数ミリ程度。こりゃ電源コネクタ挿せないや。コネクタ入れ込んでおいて、クーラー付けるってか!
にしても狭すぎる。SATAケーブルのL形のコネクタみたいなやつで無い限り、挿すのは不可能。
仕方ない。ないものは作るか!自作魂炸裂!!
これが自作L形ペリフェラル4ピン。(笑)
う〜ん、まだ浮いてる。
なら、締め殺しと逝こうか!
クッションが分厚い!
ところが、このクーラーのバックパネルが異常に硬くて、ボルトの長さが短い!!
締まらねえ〜、締め殺しは無理!ということで、断念せざるをえない結果に終わった!
ならば最終手段!はんだごての出番だ!基盤に直はんだ!
久々のはんだごてのお出ましなのでなかなか上手くはんだがつかなかった。まあとりあえずついたのでOK.
ここでさらに、問題発覚!あまりにテンションが強くて締め付けボルトが4本締め付けれない!!
仕方なく対角に2本止めとした。取り付けば良しとする。GPU温度確認して、もし、密着してなければ、また考えよう。。。
しかし、基盤から直に電源コネクタが生えてると笑える。
組んではみたものの、やっぱりグラボのボードよりも長い。(笑)
と言う事は、当然マザーボードよりも長いことを意味する。(^_^;)
嫌ーな予感が。。。
思った通り、IDEのHDDがボードに干渉して使えなくなった。
こうなったらフル SSD化だ。まあ、あまり使ってないHDDなので、これを気に外すことにした。
やれやれ、やっと起動した。
結果は、大成功!
激冷え!!
GPU温度は41度に下がり、目的のCPUコア温度も23度に下がった。
・総括
玄人志向
KRVC-MA8200は、
ペルチェを積んだ珍しいVGAクーラーであるが、ペルチェの効果は十分に引き出せていると感じた。さらに温度に応じてファンの回転数も制御しているようで、かなり静かである。
静音及び激冷えと言い事ばかりのようにみえるが、消費電力は確実に上がっているはず。でも、ペルチェというだけでポ的には大満足な逸品だ。。。
最終更新日 :
2010/03/07