昨年登場した
intel Sandy Bridge-E series は従来の Nehalem の後継となる32nmプロセス製造のCPUである。
かつてi7
920を使っていたので、Sandy
Bridge-Eは発表時からとても気になっていた存在であった。が、その頃丁度AMD FX series 及びi7
2700Kの発売と立て続けに発売ラッシュで金銭的理由により逝きそびれていたのだった。
チャンスがあったら逝く覚悟があったので、Ivy Bridge発売が遅れ気味となった今しかないと判断し購入に踏み切った。
i7-2700Kには正直嫌気が差していたので、そうと決まれば未練など微塵も無く何のためらいも無く売り払った。
今回の捕獲品達。
CPUは、Sandy Bridge-Eであれば中位のi7
3930K一択。であるがこれらにはCPUクーラーが付属されてません。まあ、付属のクーラーなんて使うことは無いのですが・・・
その代わりと言っちゃー何ですが、intel純正の簡易水冷RTS2011LCなるものも同時発売されており、こいつはintelロゴが青く光るらしいので、ミーハーなポとしては飛びついたのだった。(笑)
次に肝心要なママン選びであるが、最上位プラットフォームの証となる4チャンネル8本挿しメモりが必須条件となる。
またケース的にATXサイズであること、そして最後に信頼のブランドってことで、ASUS
P9X79 PRO をチョイスした。
信頼のという項目が引っかかる感じではあるが、これには訳があるのだ。
その訳とは、昨年一年間逝く物逝く物全てが撃沈コースまっしぐらな年だった中、ASUSなBobcatと990FXなSABERTOOTHがとてもまともであった事が挙げられる。
GIGAの3D UEFI BIOSにもクラッと来たが、i7-2700Kで使っていたママンがGIGAで起動時に怒られたり、固まったりしていたのであえて敬遠した。
8本挿しを夢見るメモリは、昨年購入したADATAなAX3U1866GC4G9B-DG2が良い感じで使えていて価格的にも財布に優しい事からこれならたぶん8本も逝けるだろうと、あと3セット揃えた。
最後にOSはWindows 7 Ultimate x64。間違ってもWindows
7 Home Premiumでは駄目です。メモリ搭載16GBの縛りがあるから。
早速仮組みして、まずママンのUEFI BIOSを確認。
起動ボタンを押すと、難無く起動した。
すると、ファースト・リリースな初期BIOSだったので、最新を落としてBIOSアップデート。
再起動後・・・BIOSロゴで固まった・・・マヂでー!
いきなり不具合の洗礼を受ける。。。
リセット・ボタンをプッシュ!
再起動して、今度は普通にBIOSへ入れた。ふー、ママン生きとった。一安心。
BIOSバージョン0906を確認した。
その後、50パーセントの確率で起動時固まる現象が続いたのは言うまでも無い。。。(泣)
まあ、この位の不具合が無いと面白くない!と自分に言い聞かせる。(^^ゞ
今回の構成で一番気にかかっていたのが、メモリである。
と言うのも、型番こそ同じ物であるが、昨年購入の初期のロットが1セット混ざった状態なのだ。
うーん、怪しい。実に怪しい!
と言うことでメモリテストをかけてみた。
流石に32GBと大量搭載したメモリ容量なので、2パスで7時間半を費やした。
エラーは皆無だった。
では何が原因なのか?
こんな時は、一つ一つのパーツを外して様子を伺うのだ。
もう馴れっこなんで・・・(^_^;)
まずはUSB機器を疑った。USBといってもこれと言った物は挿してないが、マウス及びキーボードを切替機経由で挿しているため、生挿しに替えてみた。
すると嘘のように安定した。全く固まる気配が無いのだ。ヤッタネ!と小さくガッツポーズ。
ならば(性懲りも無く)他の切替機はどうか?
これが何と他の切替機は何の問題も無く起動する。所謂、相性というやつなのである。
さて、不具合解決したので、本組みを行った。
キター!ここでまたもや不具合発生!!
水冷のラジエターをシュラウド付ファンにしたところメモリの櫛(ヒートシンク)に激ヒット!!!
そうかー、普段メモリが付いて無い場所に付いてるからなー。メモリ対シュラウド!どっちを選ぶ?と言ったらメモリを選ぶしかありえん。泣く泣くシュラウドを外し、ファンを付け直した。
これが妥協その1である。
確かに光ります。アクリルパネル必須。
なかなか良い感じです。
OSインストールも難無く終了。
ちゃんとメモリ32GB認識できてます。
グラフィックは4画面出力の拘りから7.0は仕方ないってゆーかゲームなんてやんないし。OK!
憧れの12スレッドです。ムフっとなりますな。
何と!SATAコントローラーのドライバが一番下の記憶域コントローラーに属してます。ドライブもSCSI扱いなんですね。C600なんで基本サーバーなSASなのかな。
一応CPU-Zで確認です。
4チャンネル・メモリなってますね。
ストレージ馬鹿としてSATA6Gの性能を確認しておかないと。
OSが入ってるドライブとしては上出来ですな。
この辺でOC逝っときます。
OCと言ってもメイン機なんで「POC」が基本です。
POCのクロックは最上位以上が目標となっているが、今回の場合そのクロック差は0.1GHzしかないので、今回に限り定格クロックの10%増しを目標とする。
したがって、Tb時3.8GHzから4.2GHzにする。
このくらいのOCなら余裕のヨっちゃんですわい!と高をくくっていたら、トンでもない結果が待ち受けていたのだった。
OCのやり方(BIOS設定)
Ai Tweaker menuタブ
CPU電圧は決め打ちすると省電力が出来なくなる為弄りません。 OC設定はほとんどこのタブに集約されており、今回のOCくらいでは他の設定は全てデフォルトで良いと思います。 |
・総括
X58の後継なX79を導入して思った事は、最上位はやはりメイン・マシンに相応しいなあーと言うことです。
明らかな体感差を身をもって体験したことにより、i7
920→i7
3930Kは間違いなくお勧めなシステム・アップだと断言出来ます。昨年からのシステム・グダグダ続きで萎えていたポであるが、やっとまともなメイン機が出来上がって
大変満足してます。でもって、これでやっと思い残すこと無くストレージ馬鹿に徹する事が出来る。って馬鹿は死ななきゃ直らない。(^^ゞ
来月には、Ivyな4コアCPUが発売されそうで、またTrinityなAPUも発売を控えており、とても楽しみにしております。金銭的に全部逝けるかどうかは分かりませんが、是非サブ機に据えたいなあ〜と。
最終更新日 :
2019/01/03