昨年7月29日リリースのWindows
10に合わせたかのように8月〜9月に発売されたSkylake。第5世代プロセッサーBroadwellの発売から2ヶ月とあまりにも早い新製品投入と昨年は慌しいスケジュールをこなしたIntel。
にもかかわらず昨年末にはSスペックの異なるSGX機能搭載なSkylakeの登場である。そんな訳で逝きそびれてしまった感半端無いが・・・。
実質的な前世代Haswell(Broadwellはデスクトップ向けにはたった2種類だったので)と比べ14nmプロセスルール採用、内臓グラフィック機能のパワーアップDirectX
12やHDMI2.0への対応、新ソケットLGA1151への移行、DDR4メモリ対応(DDR3Lも両対応)、最後に毎度のことながらインテル100系新チップセット・マザーボードと新ギミック満載なのだ。よって十分に逝く意味がある訳だ。
で・・・
とうとうi5-6500逝ってしまった
www
そもそも8月の時点でSkylakeへ逝こうと考えてはいた(遅くとも9月にはと)のだが・・・SAMSUNG
SSD 950 PROが予想以上に遅かったのが原因でWindows
10導入も遅れて伸び伸びになってしまっていたのだ。
今年初めには、もうこのままSkylakeはスルーしてCore
i7 3930Kを延命させようと考えていた。
がしかし、今年に入ってカーネルパワー病が発症しだしたのだ。こりゃ原因を掴まないとやってられんなあ〜と思案していた。その症状は日が経つにつれ重くなっていくように感じたので、えーい思い切ってOSの入れ替えをやろうと考えた。
でCore
i7 3930Kを延命させるに当たり、ストレージで余っているM.2のXP941(MZHPU512HCGL-00004・・・普通こんなんが余っている時点でオカシイなwww)を
活かそうとサブ機M.2化計画を思いついたのだ。
思いついたら即実行。
こういう時はまずママンのBIOSを最新に上げておかなければならない。何故なら最新のパーツを認識しなくてはならないからだ。
P9X79 PROの最新BIOSは4801ベータで終わっているので正式な4701を落としてBIOSアップデートをした。
X99-DELUXEのオマケに付属していたHYPER
M.2 X4である。
こいつをP9X79 PROに挿して起動させてみた。
うん?
BIOSで認識されていないぞ!
まっいっか!UEFIブートさせてみよう!
一見なんの問題も無くWindows
10インストーラーは立ち上がりHYPER M.2 X4のMZHPU512HCGL-00004をインストール・ディスクと認識しファイルのコピーは始まった。
これに気をよくし、このままほっといて買い物に出かけたのだった。帰宅後、確認してみると・・・再度インストーラーがインストールを始めようとしていたのだ。
そんな馬鹿なと思ってよく考えたら・・・MZHPU512HCGL-00004はブートROMを持っていないし・・・HYPER
M.2 X4にもブートROMは見当たらない・・・
と言う事は・・・マザーボード(チップセット)側の対応無くしてOS起動用としては使えないって事を意味する。。。
早く気付けよ俺!!!ストレージ馬鹿を自称するポともあろう者がこの有様・・・トホホ・・・あ〜情けない www
えーいままよとCore
i7 3930K延命は諦め、代わりにスルーを決めていたSkylakeへ突撃!と相成ったのだ!www
この結論にはもう一つ訳がある。それはDDR4メモリの値下がりが続き、最近ではDDR3と同等、いや物によっては安くなったと言えるほどになったからだ。(もちろん容量単価ですよ)
これが背中を押したのが大きかっただろう。
思い立ったら吉日!
P9X79 PRO&Core
i7 3930K&ADATA
AX3U1866GC4G9B-DG2メモリ8枚を抱えて某GさんへGO!
G店に到着して思い出したのだが、ちょっと前にジサトラがG店で出張公開番組を行っていた。その時にG店の店長さんが出演していた。
「あっ!この店長さん昔ここでPC見積もりをした時に対応してくれていた兄ちゃんだ。そうかー店長に昇格したんだ。」
その時の対応がとても丁寧だったのを思い出して見ていたら、やっぱり番組の中でも同様に店長さんの評判は良かった。
よーし今日は、某G店の店長さんを捕まえてPCパーツの交渉をしよう!と心に決めたのだった。
某G店買取受付でバイトの兄ちゃん風の店員にPCパーツ一式の買取見積もりを頼んだ。
一式合計\46,000とのこと。
でも、動作確認にとても時間がかかるそうで「火曜日かも?」との返事だった。そうか〜そりゃこのパーツじゃ時間かかるわな。
それじゃ店長さんを捕まえてと・・・早速PCパーツ選びを始めた。
「買取パーツ代を元手に新パーツ一式を購入したいんだけど・・・火曜日になるみたいで・・・」と切り出したら、
店長曰く「今は前と変わって(割引じゃなく)現金でお支払いしてます。」とのこと。
なーんだ、そうだったのか!
「それじゃ、今日PCパーツ揃えて購入してくよ!」と告げた。
まずは「Skylakeで組みたいんだが・・・」と専門用語(Skylake)を交えて(笑)話を進めた。
店長さん的には・・・おっと、(X79の代替からも)このおっさん中々の手足れ・・・と思ったに違いないwww
自作PCのパーツ選びはマザーボードから!
M.2の32Gbps(PCIEx4接続)と折角なのでこの際USB3.1を条件に決める。
店長さん曰く「USB3.1は新しい規格なので今ここには無いです。取り寄せになると何時入荷するか?が・・・」とか言ってる最中に
ASUS
Z170-A を見て・・・対応してることに気付き・・・目出度くZ170-Aに決定。
お次はメモリ。このママンはDDR4なので・・・
今ならTeam
TED416GM2400C16DC01がお安くなってます。みたいな・・・
コルセアもあったけど2Kほどお高くなるのでこれに決定。
最後にCPU。
今回は出遅れにもほどがある位なためK付きは眼中に無く、普通に安定動作を考慮した。次期第七世代CoreプロセッサーKaby Lakeが発売されるまでの腰掛マシンになる事は明白なのだから。
店長さんとしてはi7最上位X79を使っていたことを考慮してか「CPUはi7ですと・・・」と切り出してきたが・・・
「
CPUはi7でなくても良いから・・・それとOCもしない予定なので・・・」
店長「
だったらCore™
i5-6500ですね。」
今回の捕獲品達
今回OSはマイクロソフトのご好意に甘えてWindows 7 Homeのインストールキーを使ってWindows
10へアップデート兼新規インストール!
なお、これについてはUSBメモリかDVDのインストール用メディアを用意し、マイクロソフトのサイトでインストール・ツールをDLし実行すれば簡単にWindows
10インストール・メディアが出来る。
もしWindows 7 を持っている方で、Windows
10を触れてみたい方はぜひ一度お試しあれ。かなり簡単なのでお勧めである。
組み立て直後、或いは仮組みの状態でやらなくてはならない恒例の儀式と言えば?
そうです。私が変なおじさん・・・いやいやボケてる場合じゃない(笑)
ママンのBIOSアップデートである。これやっとかないと何が起こるか分らんしね〜
このママンZ170-Aの最新BIOSは1602。早速のBIOSアップデート!
今回は既に上記の事(P9X79 PROとHYPER
M.2 X4)でWindows
10はMZHPU512HCGL-00004にインストールされている状態だったので、Z170-Aにパーツを組むだけ
のOSインストール作業要らずだった。www
お陰で目出度くその日の内に仕上げることが出来た。
まずはMZHPU512HCGL-00004のパフォーマンスはどうか
やっぱ速い。サブ機としては上出来かな。
CPUは如何か?
恒例のCPU−Z
CPU-ZのBenchをやってみた。うーんスコアが良く分らん。www
システムはWindows 8と同じなWindows 10 (8が10になっただけやね)
Radeon HD 5670とIntel HD Graphics 530のマルチ・グラフィック
古くは3桁の920から各世代を比較してみた。6500はクロックが低いのにも関わらず3770よりもスコアが上がってますね。これだけ進化している事を意味します。
CINEBENCH R15の比較です。
このベンチはコア数に比例する。
では期待のグラフィック性能を比較してみる
対照にAMDのA10-7850Kを選んだ。ってゆーかこれしか無いwww
FF14の最新版で比較してみた
DirectX 9とDirectX 11の両方でやってみた。
DirectX 9の場合は7850Kに何とか食らい付いているが、DirectX 11だと大きな差が付いている。これを覆すにはまだまだかな。。。
・総括
以前メインマシンだったX79 with
i7
3930Kマシンはサブ機に成り下がっていた。が、さらに追い討ちを掛けるかのようなカーネルパワー病の発病が今回の事の発端であった。お陰さまで今回新しく生まれ変わったサブマシンは何の不具合も無く快調に動いている。また余っていたXP941も無駄にならずに済んだ。大変に満足のいく結果ではあるが、ポ的には不具合が無いのが不具合なのだwww
おっと、カーネルパワー病の原因は果たして何だったのか?であるが。パーツ買取に出し査定の為、パーツ動作確認を行ってもらった事で原因が判明したのだ。それは後日買取金を受け取りに行った時に「メモリ2枚はエラーが出て買い取り出来ません」との査定結果からメモリ・エラーがその原因だったと推定される。そんなエラー・メモリ必要ないのでそのまま処分をお願いした。結果買取金額は¥42,550成り。
その時、待てよ確かまだDDR3メモリが余っていたような?うん、あるあるコルセアDDR3-2133 4GBの4枚組みセットが!確か4770Kで使っていたやつや!
その週の週末、DDR3-1333の1GB2枚組みも見つかり、一緒に買い取りにだしたのだった。そしてエラーは皆無で計¥7130での買い取りだった。よって今回購入のシステム1式は約10Kの出費で捕獲したこととなった。
たった10Kで記事で書いた様にこれほど快適なマシンが出来上がり、撃沈からの起死回生に久しぶりに気を良くしたのだった。
さて、次に控えるはたぶんQ2登場が噂されているBroadwell-Eのi7-6950Xである。10Cores/20Threads、25MB L3
Cache、DDR4-2400MHzと美味しそうな性能かつ$1500と大変高価な代物である。その次にはKaby
LakeかAMDのZenでしょうね。ポ的にはi7-6950XとZenは逝きたいと考えている。金銭的にはかなりヤバイですが・・・(^^ゞ
最終更新日 :
2019/01/02