128GB SSD 最速対決! Crucial RealSSD C300 vs CORSAIR CSSD-P3128GB2 on SB850! のスペック

プロセッサ
AMD Phenom™II X6 1090T Black Edition (3.2GHz@4.0GHzOC)
CPUクーラー
CoolIT Systems The ECO Advanced Liquid Cooling(A.L.C)
マザーボード
ASRock 890FX Deluxe4   BIOS
メモリ
2GB×2=4GB Triple Channel DDR3-1600 Memory
CORSAIR TR3X6G1600C9
ストレージ
crucial 128GB Crucial RealSSD C300(CTFDDAC128MAG-1G1) (2.5-inch SATA 6GB/s)
CORSAIR Performance 3 Series™ P3-128 Solid-State Hard Drive(CSSD P3128GB2-BRKT) (2.5-inch SATA 6GB/s)
ビデオカード
SAPPHIRE Radeon HD 6850 1GB GDDR5 PCIE (ATI Radeon™ HD 6850)
玄人志向 RH4350-LE512HD/HS (ATI Radeon™ HD 4350)
電源
SilverStone SST-ST75F-P
ケース
ANTEC LanBoy Air Red
OS
Windows 7 Home Premium x64


紹介文

 CORSAIR Performance 3シリーズは、1月始めに発表され、2月始めに発売となった。コントローラーは、Crucial RealSSD C300と同じMarvellコントローラーだとの事だったので、期待して発売を待っていた。
(と言うより、まあ、実際は、Sandyの件があったからこそ、軽く逝けたのだが・・・)
長い間SATA3 SSDはCrucial RealSSD C300の独壇場であったが、昨年末にプレクスターがOEMのM2Sシリーズを発表発売した。そのM2Sシリーズだが、プレクスター・ブランドを冠しただけのOEM品であるが故か、最大データ転送速度は128GBモデルの場合、Read350MB/s・Write200MB/sであり、公証値通りだとしてもCrucial RealSSD C300の転送速度とあまり大きな差がないのでは?と言う疑問が沸き、あえて購入は避けていた。

 そこへ、今回のCORSAIR Performance 3シリーズが参戦してきたのだ。128GBモデルの場合、Read
410MB/s・Write210MB/sの公証値を誇るのだと言う。この値は未だ登場してないCrucial C400の公証値のRead415MB/sに非常に近い値を叩き出しているのだ。プレクスターとは違うメモリ・メーカーだけに大きな期待が持てるはずだ。環境はAMDでSATA3インターフェイスはSB850。環境は万全である。

Sandyの件があり、Gさんへ行ったのが、このPerformance 3 Series™ P3-128 Solid-State Hard Drive(CSSD P3128GB2-BRKT)との出会いだった。
時は2月5日、Gさんのショーウィンドウで見かけてしまったのだ。何々、こいつぁーCORSAIRのSATA6G SSDじゃん!今なら逝ける。うーん、衝動買いになるか。。。とここで一回は留まったのであるが。
翌日、あろうことか朝一でGさんへ入店して、店員の兄ちゃんにCORSAIRの128GB SSD下さい!と叫んでいたのだった。
目出度く購入して、その日は浜松へ行ったので、翌日に味見をしたのだった。

メモリー・メーカーとして有名なCORSAIRであるが故に、独自ファームでも入れて、 うちのは違うんだぞ!的になってないかなーと淡い期待を胸にベンチに挑んだのであった。


3.5インチ変換ブラケットが付属してます。

まずは、何はともあれCrystalDiskInfoで、中身はどんなんかなー?

ファームは1.0でTRIM対応。電源投入回数は2回。ってことは品質確認で1回見てることになるな。

ただし、この1.0は独自ファームなのか?

ドライバは11.1だ!



さあ!どうだ!

なんじゃー!こりゃーっ!!!ナメとんのか!!!

シーケンシャルRead・Write共に100MB/s近く遅いじゃん!!!

30K弱も出して買ったのにー!眩暈がして倒れそうだった。。。

こんな遅いわけなーい!!!BUT ! こんな事ぐらいにはメゲナイのだ!!ワハハ!

というわけで、ドライバをWindows 7 Home Premium x64標準搭載のものに変更してみた。



これでどうだ!



やれやれ、やっと納得のいく数値が出た。。。
やはりAMDドライバ11.1が合わなかったようだな。
この結果からは、確かにメーカーの公証値が出ていると断言出来る。
パッと見確かにシーケンシャルは速いと言える。

では、同じ環境でCrucial RealSSD C300と速度比較をしてみよう。



こうして比較表を作ってみると大変分かり易いと思う。
一見シーケンシャルの速さに目を惹かれがちであるが、よくよく見ると、CORSAIR P3-128(CSSD P3128GB2Crucial RealSSD C300に勝っている項目は、シーケンシャルRead・Writeくらいなもので、その他のランダムに至っては惨敗しているのである。また、情けないかなIOPSなどは足元にも及ばない。

推測するに、intelやCrucialのようにドライバやプラットフォームにあまり依存されないで速度が出せるような工夫がされてないのだろう。
これら結果から、おそらくはプレクスターのOEM品と同じ物のような感じを受ける。たぶん、その線で間違いないだろう。

一応、他のベンチも取ったのでここに掲載しておく。



でも・でも・でも・でもっ!!!うちの環境じゃ使え〜〜〜〜〜んっ!!!(泣)

・総括
  今回のCORSAIR P3-128(CSSD P3128GB2は 、ドライバにかなり左右される性能なのが大変惜しい作りとなっていると判断せざるを得ない。さらにランダム側の方ももう少し考えて作ってもらいたかった。
Crucial RealSSD C300が先陣斬って出て良い手本を見せているのに・・・CORSAIRには失望させられた。
ただし、Windows 7標準ドライバを使って、シーケンシャル命な方には、現状最速なのでCORSAIR Performance 3シリーズはお勧めであろう。


いずれintelのSATA6G仕様SSDやCrucial C400が出てくるので、それらに期待する。


最終更新日 : 2011/02/21

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